the日常

日々の日常あげてます

エピソード②

これは私が小学校の頃のお話です。

人生誰もが1度はやるであろうテレビゲーム。

 

そんなテレビゲームの虜になった小学生の悲劇にまつわるお話です。

 

ゲームをしていれば周りに誰か1人は神懸かって強い人っていますよね。

私の周りで神と崇められた人の名前はノブさんです。

 

龍の玉を7つ集める格闘ゲームやっていた方いるかと思いますが、その達人だったのです。

ノブさんの顔と体はピンクの魔神でしたね。

でもその格ゲーをやらせると、主人公さながらの輝きを放っていました。

 

今は何をしてるか全く知りませんが、彼の人生最初で最後の輝きでしょう。

 

そんなノブさんの独壇場が続いていたある日、

5人でいつものようにピンクの魔人宅でゲームをしていました。

すると魔人は

 

「俺がこのゲームテクニックを4人のうち誰か1人に教えてやる」

 

なんとまあ、上から目線で物を言う。

 

1番年上の魔人。

 

しかし小学生ってゲームが強いだけで何故かカッコよく見えてしまうんですね。

 

でもタダでは教えてくれない魔人です。

 

「この部屋からまず全員出て、俺が合図をしたらみんな中に入ること、1番先に座ったやつに教えてやる」

 

六畳一間の部屋の廊下に4人が出て、合図とともに部屋に入り、座る。

 

斬新なルールですね、判断基準が分かりません。

 

私はあのフルコンボテクニックを教えてもらうことに胸が躍り、すぐ部屋を出ました。

他の3人も同様、俺が俺がと胸が高鳴っていたことでしょう。

 

部屋を出て魔人の

 

よーい………… ドン!

 

その瞬間私は真っ先に部屋に入り、座ろうとしたその瞬間、お尻に部分に衝撃が走りました。

 

 

 

痛!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

飛び上がり股を確認すると

何とお尻に鉛筆が刺さってぶら下がっていたのです。

 

そこから皆んなが どうした?

 

となっている中、私は触って確かめました。

すると、鉛筆は折れて取れましたが芯の部分が残っていたのです。

 

私はそこからパニック状態。

 

状態確認と場を落ち着かせようと慌てる魔人。

 

動揺する他3人。

 

そして魔人が私の親に電話し、30分もすると迎えがきて病院に行きました。

 

ちゃんと取り除いたあと、魔人宅に出向き事後報告。

 

そもそも

何故座っただけで鉛筆が刺さったのか

何故ゲームテクニックを教えてもらうのにそんなことをしなければいけないのか

 

しかし、もうそんなことはどうでも良いいんです。

 

皆んな最後は笑っていました。

 

結局ゲームテクニックは教えてもらわず、残ったのは刺さった跡がホクロになったことだけです。

 

皆さんも座るときには鉛筆に注意して下さい。